日本食糧新聞社主催、農林水産省後援の「第3回介護食品(スマイルケア食)コンクール」(協賛=伊那食品工業、林原、特別協力=中央化学)が16日、東京都品川区の中央化学東京オフィス・ショールームで開催され、滋賀県豊郷町のとよさと特産物振興協会が出品した「とよさとプリン」が農林水産大臣賞を受賞した。今回は62社95商品が応募。メーカーや卸売業などで介護食品にたずさわる18人の審査員の試食による第1次審査で、33商品を選出。第2次審査では産学から広く選定した専門家11人で構成する審査委員会による試食・審議を経て、農林水産大臣賞1点、農林水産省食料産業局長賞4点、審査委員長賞5点、審査委員特別賞15点、入選8点を決定した。
審査委員長を務めた金谷節子金谷栄養研究所所長は、「3回目のコンクールを迎え、味・質ともに全体的なレベルアップを感じた」と講評。今後は各メーカーが介護食品で最も大切とされる“香り”に関する改良を進め、「食べることだけにとどまらず、快眠や快便、ターミナルケアなどにも貢献するような商品」が誕生することに期待を寄せた。
受賞商品は、4月12~14日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する第20回ファベックス2017に展示、14日に同会場イベントゾーンで表彰式が行われる。
※受賞式・受賞社インタビューは2017年4月14日11:00~12:00に、ファベックスイベントゾーンで実施いたします。
第3回 介護食品(スマイルケア食)コンクール 入賞予定商品一覧
※賞順