日本食糧新聞社主催、農林水産省後援の「第4回介護食品(スマイルケア食)コンクール」(協賛=伊那食品工業、日清オイリオグループ、林原、マルハチ村松、特別協力=中央化学)が9日、東京都品川区の中央化学東京オフィス・ショールームで開催され、マルハニチロの「New素材deソフト いか」が農林水産大臣賞を受賞した。今回から「食事・料理部門」を新設し、全6部門で52社94商品の応募があった。メーカーや卸売業などで介護食品に携わる22人の審査員の試食による第1次審査を経て、31商品を選出。第2次審査では産学から広く選定した専門家9人で構成する審査委員会による試食・審議を経て、農林水産大臣賞1点、農林水産省食料産業局長賞4点、審査委員長賞6点、入賞10点を決定した。
農林水産大臣賞を受賞した「New素材deソフト いか」は、食材としていろいろなメニューに応用でき、加えて脳機能に有効なDHAを多く含む素材でもあることから、市場へ大きなインパクトを与えることが期待される点が高評価につながった。
審査委員長を務めた金谷節子金谷栄養研究所所長は、「日本の介護食品は世界でも通用する分野。将来の希望の持てる商品が年々増えてきた」と講評し、今や重要商材として市場成長が続く介護食品(スマイルケア食)のさらなるレベルアップに期待を表した。
受賞商品は、4月11~13日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される第21回ファベックス2018と、4月26~28日に同会場で開催されるホビークッキングフェアで実物展示を行う。表彰式は、26日にホビークッキングフェア会場内で行われる。