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FABEX出展社インタビュー 株式会社 勝美ジャパン 様

2015年06月19日
株式会社勝美ジャパンは2003年12月に創業。東京都文京区本郷に本社を置いています。
社名は、「美しく勝ちたい」という思いで名付けたとのこと。経営理念を「愛・知・反省・発展の四正道の実践」とし、安全で、美味しく、便利な食品を通して、多くの人々の豊かな健康生活に貢献することを常に目指してきたそうです。

設立当初から海外展開を考えていたという山崎裕康社長は、海外との取引が増えてきたいま、品質の高い商材を日本の顧客、さらにその先の消費者に届けるためには、生産者・勝美ジャパン・お客さまの三方に満足がある「三方良し」の精神が欠かせないとおっしゃいます。さらに冷凍野菜加工について多数特許を保持するなど知的財産についても真剣に取り組んでおられます。

FABEXの出展は2008年の初出展から通算7回目の同社。中食・弁当向けからメディカル給食用冷凍カット野菜の製造販売に事業をシフトさせてきた山崎社長に、「ファベックス」のブース展示や試食提案で何を訴求したのか、さらに今後の取り組みについてお話しを伺いました。

(聞き手:日本食糧新聞社 山田由紀子)


Q1.FABEX2015に出展を決めた理由をお聞かせください。
山崎裕康社長
FABEXへの出展は今回で7回目になります。「ファベックス」に初めて出展したのは2008年。当時のFABEXは「ファベックス」と「デザート・スイーツ&ドリンク展」の2展で開催していましたが、勢いがあって集客が伸びていた。そこが一番大きなポイントでした。われわれの商品が中食を対象にしていたことも大きかったですね。その後、FABEXは同時開催展が増えましたが、その考えは今も変わっておりません。
 


 

 
Q2.初出展当時と現在で貴社の展示内容に変化はありますか?
初出展時「ファベックス」の出展社はナショナルブランドのメーカーが多かったように思います。今は中食のベンダーと介護分野での出展が目立ちます。中食ベンダーが介護の領域に進出しているのを感じます。

当社は弁当に特化した冷凍野菜の製造・販売事業を展開してまいりましたが、6年前にメディカル給食用商品の提供をスタートしました。現在、当社がターゲットとしているのは栄養士、管理栄養士設置義務施設です。1日250食以上の介護老人保健施設を対象にした商品に特化し、産地の開発、加工技術の開発に取り組んでいます。

メディカル給食には6段階の大きさがあるのですが、当社では常食(3㎝)、一口(2㎝)、あら刻み(1㎝)の商品をご提供しています。

株式会社勝美ジャパン ブース

Q3.
海外との取引が中心とのことですが。
当社は中国、インドネシア、トルコ、インド各国で生産される品質の高い野菜を現地工場でOEM加工し、冷凍の状態で日本に輸入し販売を行っています。

約30種類の野菜のうち、特に需要の多いダイコン、ブロッコリー、カリフラワーの3品は複数の産地国で調達、それ以外はできるだけ各国特産の味の良い栄養価の高い野菜をバラエティー豊かに取り揃えています。


創業当時から主力商品はダイコンです。旬のおいしさをそのままにお届けしたくても冷凍という加工工程を経ると味わい、食感が劣る「冷凍変性」の問題がありました。これを解決しなければお客様に納得のいく商品をご提供できない。そこで特許取得に至る加工研究に取り組み、ダイコンを筆頭に、当社独自の味と食感の商品をご提供できるところまでまいりました。


Q4.
今年のブース提案はどのような内容ですか?
今年のファベックスでは、ブースを勝美メディカル、冷凍カット野菜、冷凍蒸し野菜、特許申請20件取得特許6件、の文字でアイキャッチを図りました。イチオシ商品は7月7日から出荷を開始する、業務用の冷凍温野菜「スチームベジタブル」。これを展示と試食で初お披露目しました。

スチームベジタブルは、飽和水蒸気による低温スチームで野菜を加熱することで、色や食感をそのまま、さらに野菜の酸化を最小限に抑えることで、栄養や旨み成分を残すことができます。製造品目は24種類。そのうち、試食でダイコン、ニンジン、カボチャ、サツマイモの4品をご提供しました。


Q5.
ブース来場者の反応はいかがでしたか?
3日間の試食は3700食。試食品は電子レンジ3台を使用しスチームアップした温かい試食をご用意しました。試食担当、商品説明担当など毎日8人体制で臨みましたが、二重の人垣ができるなど大変好評で、扱いやすさとおいしさを併せ持つ商品のニーズをあらためて感じました。

試食を口にされた方の表情がパッと変わるわけです。バイヤーの皆様から「ニンジンは甘い」「ダイコンは香りがよい」という感想を多くいただきました。

来場バイヤーが試食で真っ先に手に取るのがダイコンです。和食はもちろんですが、中華料理にもよく登場しますし、最近はイタリアンやフレンチにも使われるようになってきています。しかし、野菜の中でも特にダイコンは扱いが難しい。季節により辛みが出たり繊維が固くなったり。そこで、旬の柔らかくて甘さのあるおいしい時期に冷凍加工した当社製品が高く評価されたというわけです。

カラフルな冷凍野菜

 
爆発防止付き電子レンジ対応袋に冷凍蒸し野菜を充填(左) 美味しい温野菜の出来上がり(右)



Q6.
出展時とその後、商談の進捗はいかがですか?
ブースではカタログセットを2050部配布しました。いただいた名刺は290枚。展示会終了後電話での問合せが続いています。居酒屋、カレーチェーン、フェミリ—レストラン、回転ずしなどの外食業態全般から引き合いがありうれしい悲鳴を上げております。

スーパーの惣菜売り場で扱いたい、居酒屋チェーンの仕入れ担当から種類が欲しいのでちょうど良いといったお話をいただきましたし、ファミレスからはメニューごとに野菜を組み合わせて欲しいというご依頼がありました。こうしたご希望に個別の対応を行っているところです。


Q7.
今後の取り組みを教えてください。
先日の「クールジャパン・ビジネスマッチンググランプリ2015」で、第2位を受賞しました。海外の販路拡大、東南アジア(香港・マレーシア・シンガポールなど)とアメリカに日本食として進出する、さらに、国内の外食・介護関連企業、海外で展開する外食関係企業との商談を加速するをコンセプトにプレゼンを行いました。

最終選考11組から選ばれ食品分野では第1位。この受賞を契機に商談や商品についての問い合わせが増えており、海外取引を活発化するきっかけになりました。

メディカル分野については、高齢化社会の急速な進展で、要介護者の増加も顕著です。当社が進めるメディカル事業について、その商品の特長を広くお伝えしていかなければと思います。栄養士さんが「蒸した野菜は栄養成分が損なわれずにおいしい」と認識してくれていますので、年内をめどにホームページをリニューアルし、「蒸すことのメリット」を広くPRしてまいります。


Q8.課題はありますか?
食品はおいしさが大切ですが、実際には日本の消費者は、安全・安心に最も敏感です。食中毒や異物混入事件後の消費活動がそれを裏付けています。
 
現在、当社は中国、インド、トルコの各国の野菜を取り扱っております。野菜は季節により生産時期が異なるので、栽培段階からの製品企画(計画)が必要です。
 
世界は気候変動や災害、政治的な背景、紛争などリスクがつきものです。しかし、そのリスクを回避し、いかに優れた生産環境や信頼できる生産農家を見つけ、品質の高い野菜原料を日本市場に提供できるか。これに尽きるでしょう。

中国の餃子事件以降日本の商社の多くが食品事業から撤退しました。自らの足で産地を開拓しなければなりません。インドを例にとると、現在もカースト制度など独特の文化やビジネスの事情があります。相手との信頼関係を築くために、わたしを含め専任の社員が海外の産地に出向き、生産現場に立ち会うことで、納得のいく原料の調達を行っています。


ありがとうございました。
 
株式会社勝美ジャパン
〒113-0033
東京都文京区本郷2-16-10西澤ビル302
TEL:03-5840- 8050  FAX:03-5840-8053
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