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FABEX 2019 注目の出展社インタビュー 豊国ヌードル株式会社会社

2019年01月30日

尽きることのない発想。出展社との関係作りや人材育成の場としても活用

 
豊国ヌードル株式会社
本社:奈良県郡山市
設立:1971年
社員:84名
事業:生パスタ、うどん、そば、ラーメン製麺
 



豊国ヌードル株式会社  乾文貴社長


 
 10年ぶりの出展となった豊国ヌードル株式会社は奈良県郡山市から来ていました。生パスタ・うどん・そば・ラーメンの製麺会社ですが、展示会当日何気なく立ち寄って声をかけると、どんどん面白い話がでてきたので、後日改めてお話を伺いました。ご対応いただいたのは、2代目の乾文貴社長。入社してからのエピソードやユニークなファベックス活用方法をたっぷりお聞きしました。
(インタビュア 嶋谷光洋)

——ファベックスは10年ぶりの再出展だそうですね。どんな方向転換があったのか興味があります。

うちの強みは30キロからでも対応すること。大手にはできない小回りのよさをアピールしたい。販売強化、展示会通して外食営業する、新しいことをやる、という方針でやっています。私の入社は18年前ですが、10年前にどうして展示会をやめてしまったのか、いきさつはよく知りません。私自身は2代目ですが、血縁関係はありませんので、あれこれ気にせず新しいことをどんどんやっています。うどんの他、パスタがあるのにもったいない、もっと出せると思っていたので、昨年から展示会をやってみようという方針を立てたのです。そこで、関西の展示会に出てみました。サンプルを出したら、すごい引き合いがあったので喜んでいたのですが、その後フォローすると決まらない。冷やかしだったんです。一方、関東は違います。興味なかったら立ち止まらない。興味なかったら試食しない。関西は、興味がなくても立ち止まって試食します。
 

——(笑)関西らしいですね。関東の展示会としてファベックスを選んだ理由は何ですか。

ファベックスはベスト3に入るから、出ないといけないと思いました。ファベックスは人を集めてくれますし、実際、全国から人が集まってきます。来場者についても来る人が毎回違う点も魅力です。また、ファベックスは出展社が多いので、反対の立場で見ることもできます。出展社同士交流もできます。この3日間、早く来て出展社回りをして成果もありました。関東で飛び込みの営業しても門前払いです。誰やねん、となりますよね。展示会だと営業部長さんだと役職ある人が多いから話が早い。

 
——予想以上の成果があったようですね。会社として、今回の出展で工夫したことはありますか。
 
展示会は人材育成としても位置付けていましたので、コンパニオンを使わず、製造部門、事務員も手伝う形式にしました。事務員は調理が専門ではないですが、今回調理の練習をして参加してもらいました。そうすると、「美味しい」と言われますよね、そしてそれを嬉しいと感じる。この経験の積み重ねが電話への対応に生かされると思っています。全体の意識底上げですね。経営指針発表会も毎年やっている。製造、営業、事務で発表会をしています。
 

——おお、それはいいですね。私は営業現場での人材開発を長年してきているので、とても共感します。お客様からもらう言葉が日々の仕事へのモチベーションの源になりますよね。長期的な視点で取り組んでいる視点がいいですね。
 
長期的といえば、学校給食への展開もやっています。利益はあまり出ませんが将来のファンを増やすために取り組んでいます。その地域の小麦粉やニンジンを仕入れてパスタに練りこんで学校に提供する地産地消。「子供がお母さんに、今日給食でニョッキ出たよ、と言うと、お母さんが、じゃあこんどニョッキ買って料理しようか」といった会話がされて、それが積み重なって5年後、10年後に帰ってくればいいなと。
 
  
 
——親子の会話が映像で浮かんできますね。未来も感じます。今後力を入れていくのは外食ですか。
 
シェフとか料理長は、卵をこれだけ入れてほしいとか、こだわりの要望があり、こんなのはできないかと言われますが、そこが面白いし、気に入ってもらえると使ってくれます。30キロから対応することで他に浮気されなくなります。自家製麺のレストランもありますが、「自分たちで作るのは大変ではないですか」とお困りごとに対応するようなアプローチにしています。利便性も提供します。午前中発注受けたら翌日配達する体制を作ります。「どうしても自家製」といわれたら、ニョッキを提案してみるのです。そうすると、「こんなの作れないからやってみようかな」と心が動きます。


——それはたまらない魅力ですね。発想や提案力がすごい。
 
まだまだありますよ。いろいろな形のパスタを考えています。ハート型、星型だと子供達が食べた時に楽しくて喜ばれます。子供達から美味しいと言ってもらいたい。また、ハートのパスタならウェディングなどの特別な企画の時に出せます。イタリアンだけにとどまりません。イタリアンレストランにそばを提案します。外国人がきてもイタリアンのざるそば。ラーメン屋さんでパスタ使ってもらう、などできることはまだまだいろいろあります。日本はうどん文化があり、好みがばらばらです。麺も好みがばらばら。硬いのが好き、もちもちが好きとか。乾麺、うどん、違うパスタの3つの種類を用意している。商品アイテム多くなりますが、朝から晩まで同じものつくっていてもつまらないのでいろいろな提案をして、対応も細かくしています。ニョッキを揚げてシーズニングかける、黄な粉をかける、抹茶を練りこむとか。ソースのニョッキと黄な粉のニョッキ。男性はソース、女性は黄な粉。。。。。
 

——発想が尽きませんね。どんどん映像が浮かんで楽しくなります。時間がいくらあっても足りません。続きは次回お会いした時にしましょう。本日はありがとうございました。



 
<取材を終えて>
ファベックスを人材育成の場として活用している点に大いに共感しました。私も営業現場の変革をしているのですが、プロジェクトでは必ず、イベントを組み込んでいます。目標となりモチベーションを上げることにつながるからです。大きな目標を持つことも大切ですが、小さな目標達成の積み重ねが成功体験になり、成長を促進していきます。また、乾社長のように尽きることのない発想を聞いていると社員も提案力がついてくるでしょう。これからが楽しみな会社です。


嶋谷光洋プロフィール
株式会社アイマム 代表取締役社長
1962年生まれ、大阪府出身。立命館大学経営学部卒。
独立系商社のOA機器法人営業部でトップセールスの実績を残す。その後、人財開発コンサルティング会社にて教育企画と新規開拓営業に従事。
2000年アイマムを設立して独立。「創発するチームづくり」のためにアクションラーニング、マーケティング、マネジメントを統合したプログラム開発や講師、コンサルタントの育成に尽力。2012年「180日間営業変革プロジェクト」を開発。2015年チームマーケティングを提唱。現在、食品・流通・情報通信などの企業に組織開発コンサルティングを手掛けている。
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